パーミッションデッキとは?
簡単に説明させて頂くと、パーミッションデッキというのは、相手の呪文を打ち消したり出来る青のカウンター呪文や、「神の怒り」「ドゥームスカール」といった白の全体除去呪文を使って、場をコントロールしていくデッキです。
ゲームとしてではなく、昔MTGを実際にやってた頃は、相手の邪魔をしたり嫌がらせをしたり、何といいますか、上手くいくとかなり気分が良かったので、多分一番好きなデッキだったと思います。
相手も似たようなデッキだと、カウンター合戦になったりするので、最初は面倒ですが、自分のキーカードを上手く通せたりすると、これもまた、すこぶる気分が良かったですね(笑)
しかし、ぶっちゃけMTGからかなり離れていて、最近のデッキも詳しくないので、青白コントロールというデッキがあるのは知っているんですが、ハッキリとした違いなんかは、実はあんまり分かってません。
でもまぁ、大体↑の説明通りな感じのデッキです。
昔やってた MTGの漫画「デュエルファイター刃」 でいうと、泉俊や天草薫がよく使っていたデッキですね。
目次
【2021年10月15日】青白デッキを作って、プレイしながら構成を再検討中
青のカウンター呪文
2マナで使える「対抗呪文」が最強だったんですが、今はスタンダードの環境では使えないみたいなので、代わりの呪文を選んで使ってます。
3マナで使える「雲散霧消」は入れておきたい。打ち消した呪文を墓地ではなく追放する機能付きですが、ぶっちゃけ劣化版「対抗呪文」の感は否めない。
しかし、呪文の種類を選ばずに、何でも消せるというカードが手札にあるだけで安心感が違いますよ。
これは、打ち消す対象がエンチャントかアーティファクトに限られるので、入れるかどうか迷うところ。エンチャントには、相手に使われると面倒なカードとかも結構あるので、とりあえず自分は1枚だけ入れときました。
次は「軽蔑的な一撃」。
2マナで使える「マナ総量が4以上の呪文を1つ打ち消す」インスタントです。
4以上という事は、4も入るという事ですね。
ぶっちゃけ、3マナ以下のカードと、4マナ以上のカードでは、厄介さが全然違います。
そして、切り札的なカードについては、大体4マナ以上が相場になってくるので、それらを打ち消す事の出来るカードという事で、手札に1枚は置いておきたい。
「否認」も中々強いですよ。
クリーチャー以外の呪文を打ち消せるので、仕様出来る場面はかなりある。
「否認」よりも1マナ多いですが、「ゲートを塞げ」も自分は入れてます。
呪文を打ち消すと、ダンジョン探索を行えるので、まぁ入れてみてもいいかなぁと。
あとは、3マナで使えて、何でも打ち消す事の出来るカウンター呪文「雲散霧消」などでしょうか。
以前あった「対抗呪文」に、無色の1マナが追加されてしまっているが、打ち消す対象が何でもいいというのは、やっぱり有り難い。
※無効(1マナ)
├インスタント
└アーティファクト・呪文1つかエンチャント・呪文1つを対象とする。それを打ち消す。
※対抗呪文(2マナ)
├インスタント
└対象の呪文1つを打ち消す。
※軽蔑的な一撃(2マナ)
├インスタント
└エンチャント(クリーチャー)
点数で見たマナ・コストが4以上の呪文1つを対象とする。それを打ち消す。
※否認(2マナ)
├インスタント
└クリーチャーでない呪文1つを対象とする。それを打ち消す。
※ゲートを塞げ(3マナ)
├インスタント
└クリーチャーやプレインズウォーカーである呪文1つを対象とする。それを打ち消す。ダンジョン探索をする。(ダンジョン探索をするとは、最初の部屋へ入るか、次の部屋へ進むことである。)
※雲散霧消(3マナ)
├インスタント
└呪文1つを対象とする。それを打ち消す。これによりその呪文が打ち消されたなら、それをオーナーの墓地に置く代わりに追放する。
白の全体除去呪文
4マナで出せる「神の怒り」が無くなってしまったみたいですが、代わりに「ドゥームスカール」という優秀な全体除去呪文が出て来てくれたみたいなので、無問題です。
予顕を使うと、後から3マナで出せるというのも有り難いし、パーミッションデッキの場合、序盤は手札が多くなる傾向が割とあって、その為に手札の枠を1枚空けられるというのも嬉しい。
※神の怒り(4マナ)
├ソーサリー
└すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。
※ドゥームスカール(5マナ)
├ソーサリー
└すべてのクリーチャーを破壊する。予顕①白白
メインクリーチャー
絵柄的にも、能力的にも気に入っているのが「砂漠滅ぼし、イムリス」という5マナのドラゴンです。
コイツは、通常の飛行5/5に加えて、プレイヤーにダメージを与えるとカードを1枚引けるという能力と、アンタップ状態なら自身を対象とする呪文や能力に、追加として4マナが必要となる、護法という個人バリヤー的な能力を持っています。
5マナで出せる強い飛行クリーチャーというだけでも嬉しいのに、カードドロー能力が付いているというのが、とても有り難い。
あと「マインド・フレイヤー」も捨てがたいかなぁ。
コイツの能力は分かりやすくて、場に出た時に対象のクリーチャー1体のコントロールを得るというもの。コイツを除去されてしまうと効果が切れますが、しかし対戦相手のクリーチャーの支配権を得るというのは強い。
そして、強いクリーチャーを出してテンション上げている相手を凹ませる時なんかに使いたい。
個人的には「デミリッチ」も上手く使っていきたいんですよね。
理由は単に、絵的にも名前的にも好きだからなだけなんですが、能力的にも面白く、コイツが4マナで出せるというのは強い気がする。
※砂漠滅ぼし、イムリス(5マナ)
├伝説のクリーチャー — ドラゴン
├飛行 5/5
└砂漠滅ぼし、イムリスがアンタップ状態であるかぎり、これは護法(4)を持つ。砂漠滅ぼし、イムリスがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、カード1枚を引く。その後、あなたの手札にあるカードの枚数が3枚より少ないなら、その差に等しい枚数のカードを引く。
※マインド・フレイヤー(5マナ)
├3/3
└ドミネイト・モンスター — マインド・フレイヤーが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。あなたがマインド・フレイヤーをコントロールし続けているかぎり、それのコントロールを得る。
※デミリッチ(4マナ)
├クリーチャー ― - スケルトン・ウィザード
├4/3
└この呪文を唱えるためのコストは、このターンにあなたが唱えたインスタントやソーサリーである呪文1つにつき青マナが少なくなる。
デミリッチが攻撃するたび、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード最大1枚を対象とする。それを追放し、コピーする。あなたはそのコピーを唱えてもよい。
あなたはあなたの墓地にあるデミリッチを、他のコストの支払いに加えてあなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード4枚を追放することで唱えてもよい。
クリーチャー除去呪文
白のカードには、全体除去呪文以外にも、個別にクリーチャーをどうにか出来るカードが幾つかある。
自分としては、昔からあるエンチャントの「平和の心」なんかも、使っていきたいと思ってます。
※平和の心(2マナ)
├エンチャント ― オーラ
└エンチャント(クリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーでは攻撃もブロックもできない。
青白パーミッションデッキの考察、改良案
▼土地の枚数
└最初は24枚でデッキを作っていたんですが、土地事故が起きたら何も出来なかったので、土地の枚数を25枚か、デッキカード総数を61枚の土地26枚に変更しました。
土地の多さは、その分をドローカード出来る呪文なんかでカバーします。
▼「無効」を入れるかどうか
└アーティファクト呪文かエンチャント呪文を、青1マナで打ち消す事の出来るこのカード。
デッキを作る段階から、どうするか悩んでいましたが、やっぱり抜く事にします。
対戦すると、そこそこの割合でアーティファクトかエンチャントを使って来てるような気もするんですが、しかし相手が使ってこないと、全く出番がないというのが、なんか気分的に嫌なので。
サイクリングでも付いていたら良かったんですが。
▼「マインド・フレイヤー」を入れるかどうか
└相手のクリーチャーのコントロールを得るというのは、かなり強いカードだと思うんですが、マインド・フレイヤー自体を除去されてしまうと、元に戻ってしまうのが痛い。
これが、エンチャントやソーサリーだと、除去がし難いので使いやすかったんですが、クリーチャーだと、相手に攻撃呪文があったらアウトなんですよね。
嫌がらせや、相手のテンションを下げるという意味で、気持ち的には使いたいものの、実際に使用してアッサリ除去されてしまうと、ちょっと考えてしまいますよ。
▼ドゥームスカール(5マナ)を何枚入れるか
└5マナは重いですが、こういう時に「予顕」の強さが発揮される。
とりあえず2マナで予顕しておけば、手札の枚数を圧迫する事も避けられるので、ドゥームスカールは3枚入れてます。
▼キーカード、フィニッシャーに考えているクリーチャー
└手持ちのカードで使わせてもらっているのが↓の2枚。
「砂漠滅ぼし、イムリス」
「シュタルンハイムの解放」
「砂漠滅ぼし、イムリス」(5マナ)は青のドラゴンです。飛行やダメージを与えるとカードを引ける能力に加えて、アンタップ状態なら護法というバリヤーを纏えているのも強い。
「シュタルンハイムの解放」(4マナ)は白の天使です。普通に出すと、4/4の飛行トークン・クリーチャーが出るだけなんですが、予顕を使用すると、その後はXX白で出せるようになり、例えばXが1だと1+1+白の3マナで出せるんですが、Xが2だと2+2+白の5マナで2体出せる。
パーミッションデッキは、土地の枚数がそれなりの数になる事が多く、自分も結構入れる方なので、後半に出せたらメッチャ強いです。
4+4+白の9マナで、4/4飛行クリーチャーを4体出せたら、とりあえず2回くらい総攻撃すれば勝てるかもしれない作戦。
面倒臭いデッキ、苦手なカード
▼速攻系のデッキ
└パーミッションデッキは、簡単に言えばゆっくり系のデッキになるので、じっくりと場をコントロール出来る体制を整えている所に、速攻でガンガン来られてしまうと、焦ってしまいます。
中途半端な速攻であれば問題ないんですが、本気のノリにのった速攻デッキは強いんですよねぇ。