ドラクエ5の二次創作RPG「HEAVENLY BRIDE V.V クロスクエスト」

HEAVENLY BRIDE V.V クロスクエスト

HEAVENLY BRIDE V.V クロスクエスト
制作:シンゴビッチ Twitter
プレイ:フリーゲーム夢現
リリース日:2023年04月20日
その他:制作者様インタビュー
(本業、普段の一日、ゲームのDL数など)

このゲームはPC版のフリーゲームですが、Androidでも遊べます。

詳しくは、夢現さんのゲーム紹介ページをご覧になってみて下さい。

管理人もプレイは、Androidでさせて頂いてます。
(最終更新日:2024年06月07日)

   

●個人的な評価

評価:A+
カテゴリ:二次創作RPG




様々な要因が重なって、悪の道に走ったドラクエ5の主人公が大魔王ミルドラースを倒し、新しい大魔王になってしまったという、ifの物語。

なのでこの世界では、公式ドラクエ5とは全然違うキャラが主人公になっている。

パッと見た感じ、キャラクターのイラストに関しては「上手い」というものではないかもしれませんが、モンスターが仲間になるシステムなんかも再現されていて、何よりストーリーにとても力が入っていて面白い、作者様の力作。

MAPやダンジョンも、公式のものをかなりの精度で再現出来ていましたし、ドラクエ5をやった事がある方なら、感情移入もしやすいと思うので、かなり楽しめると思いますよ。

とりあえず、自分で遊んでみて思った感想やらを、ネタばれ控え目な範囲で書いていきたいと思います。

目次

「HEAVENLY BRIDE V.V クロスクエスト」感想、レビュー

▼どんなゲーム?

└ドラクエ5の主人公が大魔王になってしまい、そんな世界をなんとかしようと主人公達が立ち上がります。

このゲームでは、世界は沢山の平行世界があるという設定になっていて、公式ドラクエ5の軌跡を辿った世界や、他にも色んな世界が存在している。

例えば、トンヌラが大魔王になってしまった世界では、パパス(ドラクエ5主人公の父親)が既に亡くなっているが、別世界ではパパスが生きているので、そこで仲間になったりする事もある。

あと、自分はまだ確認出来ていないのですが、ストーリーを進めていく中で、分岐が幾つもあるみたいなんですよね。

作者様が想定されておられるクリア時間が30時間なので、フリーゲームとしては大分豪華な仕様になっている。


▼面白かったところ

└やっぱりストーリーかなぁ。

作者様もストーリーに力を入れたとおっしゃっておられましたが、それはプレイしながら自分も強く感じるところがあった。

あとは音楽ですかね。

ドラクエシリーズの中には、ゲーム内でボイス有りの歌が流れたりするのは無かったと思うので、ぶっちゃけ最初は違和感を感じていたんですが、プレイを続けていると、逆にこれはこれでテンションを上げてくれる要因にもなっていて、良いものだと思いはじめました。

後に、主人公が結婚するかしないかの選択を迫られるシーンが訪れて、多分どっちでもストーリーは進むのでしょうが、どちらもセーブして確認してみると、ここもかなり力が入っているなぁと心底感じてましたよ。

Twitterでもイラストなんかをよく投稿されてますし、作者様のドラクエへの愛は本当に素晴らしいですね。


▼スマホでプレイする時に注意

└管理人はスマホでプレイさせてもらっているんですが、とある村が焼かれて、燃えている(炎のエフェクトが沢山出ている)場面があり、そこで自分のスマホが高性能でないせいか、大分カクカクしてたところが、個人的にはちょっと残念だったかもしれません。

PCでプレイしていれば全然問題無かったかもですが、一応こんな事がありましたよー的なやつの参考までに。


↑コントローラーを装着して遊んでます↑

プレイ時間短縮の為、管理人は基本、ツクールのゲームでは常にダッシュで移動しているんですが(ダッシュじゃない方が雰囲気でるかもですが)、↑でお話させてもらった燃えているシーンでは、カクカクしている中でダッシュを行おうとして、1マスだけ進む事が出来ず、扉や空いているスペースを通るのに大分苦労しました(笑)

いや、これに関しては、設定を「常にダッシュ」じゃないようにすればいいんですが、その時はすっかり「常にダッシュ」になっている事なんか忘れていたので、なかなか前に進めなくて困ってたんですよ。


「HEAVENLY BRIDE V.V クロスクエスト」攻略

MAPやダンジョンも忠実に再現されているので、基本的には、ドラクエ5と同じ要領でいけると思います。

それでも、分からないところでは、自分も散々悩みました。

↓主に、自分が悩んだところ↓

▼サンタクローズの洞窟

└昔プレイした事ある筈なのに、完全に忘れていました。

このゲームをされる方は、大体ドラクエ5をプレイした事のある方だと思いますので、わざわざ書いておく必要はないかもですが、念の為。

【nJOY(エンジョイ)】ドラクエ5 サンタローズの洞窟(青年時代)攻略ページ

答えだけお話すると、↑のリンク先を見て頂くと分かりやすいのですが、B2Fで「もろい床」という部分があり、とりあえずそこを歩きまわってもらえれば、その下(B3F)にある「池」の部分が埋まり、渡る事が出来るようになります。

管理人は、軽く???な感じになっていて、ずっとぐるぐる歩き回ってましたよ。


▼魔法攻撃には「マホステ」が有利!

└パパスとトンヌラが戦い、ラインハットから西の国に向かった頃でした。

道を歩いていたら、いきなりポルディが襲って来て、超焦りましたよ。

だって、お金を銀行に預けてないから、やられたら半分になってしまう…。

ポルディは、使ってくる呪文が強力なやつばかりなので、かなり厄介な相手です。

一度目は普通にやられてしまったので、味方でフバーハとか覚えているやついないかなぁとか思いながら、とりあえずLv上げでもしようと思って敵と戦っていたら、またポルディに襲われてやられてしまう。

絶対なんか勝つ方法あるだろと思っていたら、普通に主人公が「マホステ」を覚えていたのを忘れていました(;'∀')

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章でアルスが「マホステ」を使った時のシーン

昔やってた、漫画の「ロトの紋章」が懐かしい。

子供の頃、本屋で1巻や2巻を買って来てたのを覚えてるんですが、本の表紙も好きだったし、繰り返し何度も読み返してました。

新しくやってる、数十年先の話を描いた話はあまり好きじゃない(特に主人公が)んですが、昔は本当にハマってましたねぇ。

マホステは、ある程度ターンが経過すると効果が切れますが、それでもポルディの魔法攻撃を防ぐ事が出来るのは有難い。

回復呪文すら防いでしまうので、そこら辺はちょっと残念ですが…。


▼進化の塔「ジャミ」戦

└ルラフェンの町の北東付近にある進化の塔ですが、そこでは中ボスとしてカンダタが、ボスとしてジャミが登場します。

カンダタはあまり苦戦する事もなく倒せたので、ここではスルーさせて頂いて、ボスのジャミ戦について、お話していきますね。

普通に倒せた人には、こんな記事は必要ないのでしょうが、自分は一度負けてしまったので…。

ジャミ戦で面倒なのが、魔法が効かないのと、魔法を反射してくるの、あとは攻撃力が高いという事ではないでしょうか。

自分が初戦で敗れた時は、魔法をガンガン使っていて、それが跳ね返されたりしたのが、かなり痛かった。

なので、基本的に攻撃は物理でいきました(最初は)。

ボスのジャミは攻撃力が高く、味方のHPが100ちょっとあっても安心は出来ないので、回復は余裕を持ってしていった方がいいと思います。

ある程度戦い、多分これは全く関係ないというか偶然だと思うのですが、痺れをきらした自分が「マダンテなら効くかもしれない」と思って使ってみたんですが、案の定ダメージを与える事は出来ず、しかしその後、ジャミを倒していないものの、イベントが進み、速攻でやられてしまったトリエラも復活する事に。

その後、進化の力を失ったジャミは、魔法も物理も普通に効くようになったので、序盤さえ何とか耐え抜けば、ジャミ戦は問題なく切り抜けられるのではないかと思います。


▼遂に馬車を手に入れたんですが…

└アナを倒し、なんやかんやとありつつも、遂に馬車を手に入れて、モンスターや人間の仲間も増えて楽しくなってきたところだったんですが…。

「グランバニア山の洞窟(グランパニアの南にある洞窟)」で分からなくなってしまった…。

公式の攻略サイトを見てみると、上から降りてくる流れで書いてあるんですが、こっちでは逆に下から上がる事になるんですよね?

ぶっちゃけ、延々と彷徨い続けるのも辛くなってしまったので、管理人はここでストップしてしまっています。


▼グランバニア山の洞窟

└ここが分からなくて、ずっとゲームをやめてたんですが、SHUKAちゃんねるさんの攻略動画を見て、先に進み方が分かったので再開しました。

SHUKAちゃんねるさん、本当に有難う御座います(T_T)!


↑恐らく使いませんが、てんばつの杖(バギの効果)とか、攻略情報を見ていなかったら絶対分からなかったですよ


↑はぐれメタルも少しは狩れたので、ちょっと強くなった


▼メカキングギドラが強い!

└タイトルに「攻略」とは書いてありますが、あんまりネタバレをし過ぎるのもどかなーと思ってるんですよね。

なのでここからは、自分がTwitterで投稿させてもらったものや、幾つか限定して書いていきたいと思います。


▼シンサラスの不死身を破る方法

└「ようせいのしろ」で、違う世界の自分を倒した後、その父親であるシンサラスと戦う事になりますが、実はシンサラスには秘密があるんですよね。

自分は最初、それを知らずに延々と戦っていたんですが、これまで貯めてきたアイテムを全部使っても全然勝てなくて、結局逃げ帰るハメに…。

そして「ようせいのむら」で話を聞いているうちに、どうやらシンサラスは不死身だという事を知り、しかもそれを打ち破るには「しゅくふくのつえ」でダメージを与えないといけないらしい。

(あまりにも勝てないので、最初はコイツがラスボスに近い奴じゃないかと思いましたよ)

「しゅくふくのつえ」→ 普通に持ってましたね

というか、この話自体も「ようせいのむら」に訪れた時に村人全員と話をして、その時に聞いた事あるような気がメチャクチャしてきたんですが、全然全くスルーしちゃってましたわ(;´∀`)

シンサラスに関しては、不死身の問題をクリア出来れば余裕でした!(その時の主人公のLv:38)

ただ、天地魔闘の構えが中々強かったので、パパスのHPが400以上無ければ、これはこれで苦戦してたかもしれません。

「天地魔闘の構え」→ カウンターで物理攻撃+カイザーフェニックスっぽい攻撃で、かなりのダメージを受けました

後は、倒した後で止めを刺さなければ仲間になってくれます。

最初からザオリクを覚えてますし、主人公との連携攻撃(ばくれつけん等)も結構使えますよ。


▼封印の洞窟

└各階層にある岩を、目印の所に押していけばOK。全ての岩を押してはめると「魔界の鎧」が手に入る。


▼世界樹への洞窟

└落とし穴や、正しい道を進まなければやり直しになってしまうエリアがあって少し悩みました。ちなみに、ここを攻略した後Twitterで報告したら、作者様であるシンゴビッチさんから

「ちなみに世界樹への洞窟自体は、ロンダルキアへの洞窟のマップを再現してるだけなので、とりあえず困ったらドラクエ2の攻略サイトを見て下さいw。」

という有り難い言葉を頂きました(T_T)


▼そして月へ…

└「フロストワイバーン」を倒したら月に行けましたよー


▼月に到着

└遂に月にやって来たけども敵強い。経験値もいっぱい持ってるけど、攻撃力も高くなってて油断出来ない。

西の方にある洞窟で「八岐の大蛇」を発見
でも、ぶっちゃ全然強くない。
そして噂のイザナミ様とのご対面
女の子だけども、大魔王の娘だからか言動が怖いよ…


▼ヤシマの城

└「メタルヨロイムシャ」が超強い!メタル系モンスターの防御力と、ベギラゴンなどの全体攻撃魔法、そしてただでさえ攻撃力が高いのに、ルカナンで防御力を下げてくる、かなりの強敵!

メタル系ボディを持っているのにも関わらずHPも高いので、初戦闘時はボコボコにされました(;´∀`)

あと、本当についでの話なんですが、ふと気付いてみたらMAPに地球らしき自分達がいた星が映っていたり、戦闘シーンにもそれが反映されていたりと、シンゴビッチさん、かなり凝ってますね。

真面目に凄いなーと思いましたよ。

ヤシマの城ですが、ここではなんとイザナミさんが並行世界のドラクエ以外にも、全く違う作品の世界(FFとか)からも敵を読んできたりしたので、これにはちょっとビックリしましたね~


▼「メタルヨロイムシャ」に勝つ方法

└ヤシマの城に設置されているギミック(罠)で倒せました。というか、最初スルーして先に進んでたら、勝手に罠にハマってやられてた(笑)


無策で挑んだら、まずボコボコにされてしまうであろう超強敵

その後、ちゃんと自分なりに勝つ方法を考えて挑んでみたら、なんとかかんとかではありますけども、勝てましたw

簡単に言うと「ドラゴラム」を2人が使ってメインアタッカーになってもらい、他の2人はサポートにまわってもらう作戦です。

メタル系にもダメージが通る方法の一つに「ドラゴラムで変化した竜が吐く炎で攻撃」というのもありますが、これだとダメージが多分1しか与えられないので、それじゃメタルヨロイムシャに勝つのは至難…。

でも違うんですよ。

狙いはドラゴラムの炎ではなく、直接攻撃にあるんです。

これならダメージが数十というレベルで通す事が出来たので、自分はそれで倒しました。

でも「SHUKAちゃんねる」さんは違う方法で倒していたので、気になる方はそっちの動画も見てみて下さい。

ただ、反則気味に強かった割には、貰える経験値はそんなに…いや、まぁ他のメタル系は逃げますからね、それがないので、勝てば必ず経験値を沢山貰えると考えれば…

でも、本当に強かったので、冷静に考えてみると、それでも全然割に合わん気がします。


▼イブールの城

└ここ、めっちゃお城が広いっすわ

ボスのうちの1人らしい「イブール」(イオグランデとか使ってくる)を倒せたところまではいいんですが、その後ちょっと迷子になっちゃったので、困った時の「SHUKAちゃんねるさんの攻略動画」を見させてもらいました

ぶっちゃけ、進み方が分かったら一瞬でしたわ(笑)

でも、ボスの足下にあった隠し階段については、動画を見ていなかったら絶対分からなかったと思う。

そして遂にミルドラースの居城へ…。


▼ミルドラースの城

└ここまで来て、ちゃんとボスのところまでいけたんですが、何故か最後の最後でErrorになっちゃったんですよね…。

自分はスマホでやってるんですが、DLする時に失敗してしまったとか

慌てて「SHUKAちゃんねるさんの動画」を拝見させて頂いたんですが、そっちは普通に戦闘が始まってるし…。

とりあえずシンゴビッチさんに「Errorになっちゃいました」と報告はさせて頂いたので、今は結果待ちで御座います。

同じような状況に陥ってしまった方がいらっしゃいましたら、一旦冷静になってシンゴビッチさんに相談してみましょう!

ドラクエ5の二次創作漫画

▼ドラクエ漫画まとめ

├評価:A or A+
└60話以上にもなる、ドラクエシリーズの創作漫画が楽しめます。

大人になり、純粋さを忘れてしまった5主人公の悲しい気持ちは、ちょっぴり分からないでもない。


▼手を取り合ってその先へ

├評価:A or A+
└奴隷時代からの長い付き合いでいる、ドラクエ5主人公とヘンリーを主に描いた二次創作漫画。



▼ただのジェネレーションギャップ

├評価:A
└リンク先はドラクエ5の漫画に繋がっていますが、同じ作者様の作品で、他のドラクエシリーズの漫画も描かれていて、面白かったので。

ドラクエ2の漫画で、意図せずメガンテを使ってしまったシーンの漫画なんかは、幽遊白書であった、海藤の能力「禁句(タブー)」を思い出しますね。


▼DS版ドラクエ5の漫画

├評価:B+
└ドラクエ5主人公の、子供時代や奴隷時代、そして旅をしていた時の二次創作漫画。



▼その他

└上記以外にも、pixivにアップされているドラクエ5の漫画。



ドラクエ5の二次創作小説

▼日替わり使い魔

├評価:A
└「ゼロの使い魔」のルイズが、ドラゴンクエストVの主人公を召喚する話。

ラスボスを倒した後なので、王様になっているし、かなり強い。

王様としての仕事もあるので、ルーラで帰って代理人を連れてきたりします。



▼魔界の大魔王(笑)として転生したが、ドラクエ世界ではなく恋姫†無双の世界に転生したのはおかしいんじゃないかな!?

├評価:A
└恋姫とドラクエのクロスなんて、よく考えるものだなーといい意味で感心した。

ミルドラースを知らなくても、ネットで画像を見てもらうだけで前日読める。

呂布との戦いが自分的にはあんまりでちょっとガッカリだったのですが、読み進めていくと、ここでそう来るのかー!とドキドキしてきましたよ。


制作者様インタビュー

▼それではまず、自己紹介からお願いします。これまでの人生、活動、経歴など。

こんにちはシンゴビッチといいます。

ドラクエ5の二次創作ゲーム、“HEAVENLY BRIDE V.V”の作者でアラフォーです(^_^;)。

ゲーム制作歴は高校~大学まで少しやってて、そこから社会人になって15年程度ブランクがあって2020年からまた再開しました。

ゲーム制作以外だとスポーツ応援で全国を飛び回ってます。

昔は野球で日ハムでしたが、今は主にサッカーJリーグのFC岐阜で活動してます。


▼どうしてゲームを作ろうと思ったのですか?キッカケなどがありましたら是非!

2020年にコロナになって移動できなくなったのが、逆に新しい事をやるチャンスだと思いました。

ちょうど1年前から絵を描き始めたのと、当時の仕事柄UIとかプログラミングのレベルアップをしたかったので、“全部出来るのは何か?”と考えたら“ゲーム制作”でした(結局新しい事でなく復帰になりました(白目))。


▼制作は、お一人でされているんでしょうか?

基本は1人ですね。

もちろん、素材買ったり、依頼したり、テストプレイは有償でお願いしました。

ただ作品に興味を頂いた方に素材や楽曲を無償で作ってもらったり、テストプレイにおいても、気になるからという理由で自主的に改善点を無償で直接開発してもらって、とても感謝してます(ちなみに“ムンホイ”の作者の神無月サスケさんとか、先日でた“ツクールwith”のサンプルゲーム“イービルクエスト”の作者ケケーさんみたいな大物ツクラーも手伝ってくれてます!)


▼可能であれば本業と、制作にかけている時間について教えて下さい!

某大手メーカーで人事と広報をさせてもらってます。

文系部署のIT推進をずっとしてきましたが、今は教育動画とか社内広報動画の制作やホームページ開発をしてます。

仕事でもそういう意味ではクリエイターですね(^_^;)。 制作時間は今は、主に平日ですね。

土日はサッカーのサポーターしてるので(-_-;)。

大体2時間ぐらいです。

労基違反すると新聞沙汰になるぐらいの会社に勤めてるので、定時で帰れるんです。


▼作品の制作期間・制作費用について教えて頂きたいです!「HEAVENLY BRIDE V.V クロスクエスト」はフリーゲームですが、独自の曲も付いているので、作曲費用とかも結構掛かっているのではないでしょうか?

ですので、もしご迷惑でなければ、作ってもらった曲の数と、大まかな費用について、教えて頂けましたらを幸いですm(_ _)m

ゲームの曲を作ってもらうのに幾らぐらい掛かるのかとか、正直気になってました(笑)

開発費自体は、絶対にフリーゲームでかけてはいけない金額かけてます(^_^;)。

一応“自己啓発補助”の名目で会社からいくらかは出してもらってますが、大赤字ですww。

先ほども言ったとおり、楽曲に関しては無償提供していただいたものもありますし、結構有償で支払った曲も幅があって3,000円~8,000円ぐらいですね。

ただこれにはカラクリがあって作曲者の“自サイトで公開&販売”を全て許可してます。

曲は専用曲にしたいとかは無くて、単に合う曲が無いから依頼したという感じです。


▼ゲーム内に登場するイラストは、シンゴビッチさんがご自身で描かれているとお伺いしましたが、大体何枚くらい描かれたのでしょう?

同じキャラでも、複数のパターンがありますし、ボツになって使わなかったイラストなんかも含めると、結構な枚数を描かれたのではないですか?

正確な数は解らないですが、50枚ぐらいは描きましたね。


▼どうしてドラクエ5の二次創作ゲームを作ろうと思われたのですか?

ユア・ストーリーにカチンと来たから(笑)はありますね。

でも作って色々考察したら、まぁ怒るほどでも無いかって今は思ってます。


▼ドラクエシリーズの中でも、ドラクエ5が特に好きなのでしょうか?

どちらかというとドラクエ5が好きで他のドラクエはむしろドラクエ5が好きでその延長線上というイメージで、どちらかというとガンダムとか、北斗の拳とかが好きだったりします(^_^;)。

ただ二次創作作品を作る以上リスペクトは絶対必要なので、一通りドラクエはプレイと考察検証はしました。


▼自分はあまり知らないのですが、シンゴビッチさんがご存知の作品で、とてもクオリティの高かったドラクエの二次創作ゲームがあれば、是非教えて頂きたいです!

やっぱり金字塔たるdragon fantasy2は良く出来てます。

今でも改変パッチが作られているので。

あと最近でたドラクエ3懐古主義も良く再現されてるなと思います。


▼自分は、夢現さんのところでゲームをDLさせて頂いたのですが、ゲームのDLは夢現さん以外でも出来るのでしょうか?

boothでもできますよ!


▼公開からそろそろ1年が経過(2023年4月20日公開)されると思いますが、可能であればゲームのDL数なんかを教えて頂けましたら嬉しいです!

booth と 夢現合わせて3500DLぐらいですね。

当初は、作品の宣伝手段の乏しさに課題を感じていたので1000DL行けば良いぐらいに思ってましたので、予想を超える反響に感謝しか無いです。

ただ、もっと宣伝の上手い人がやれば1万DLぐらいのポテンシャルがある作品だと密かに思ってます!宣伝マン募集中!


▼二次創作の問題に関しては、よくシンゴビッチさんのTwitterでも語って下さっていますが、このインタビューをご覧の方に、シンゴビッチさんの見解をお伺い出来ましたら嬉しいです。

まず法律に違反しているか?と言えば残念ながらYESです。

ただ法律というのは完璧なものではなくて、"法律的には違反でも倫理的には善"という事もあります。

例えば、ある人を脅しているのを止めようとして肩に触れただけで“暴行罪”が成立して逮捕に追い込まれることもあります。

日本の刑法では気に入らない奴を無理やり犯罪者にでっち上げる3大法律があって“暴行””公務執行妨害”そして最後の一つが”著作権法違反”なんです。

警察が被疑者を期限である30日を延長して取り調べ勾留を行うために別件逮捕するのが上の3つだったりします。

まぁ著作権、二次創作は”法律的には違反、倫理的には善”の典型例です。

もし二次創作が完全に悪だったら、コミケはもちろん、世界コスプレサミットだって出来ませんよ。

コスプレサミットなんて、二次創作ガイドラインが無い作品が優勝して賞金提供してますからね。

ちなみに世界コスプレサミットの主催は外務省です。

もし二次創作に文句があるなら外務省に文句を言いに行ったらどうですか(笑)?

もしくは協賛してる名古屋市とか・・・


▼シンゴビッチさんは、ホームページとかは作られないのですか?

今はそこまで、メリットを感じないので。でも昔はジオシティーズからZOOPS

今でも会社でwebサーバー構築してwordpress触ってるので、作ろうと思えばいつでも作れますので。


▼お名前ですが、どうして「シンゴビッチ」なのでしょうか?

ゲーム制作以外に自分のライフワークでサッカーの応援してまして・・・。

元名古屋グランパスの"ドラガン・ストイコビッチ"+本名から取ってます。

決して卑猥な名前ではないぞww。

たまにネットの名前欄で伏字になるけど、スラブ系の人間に失礼だぞww。

ストイコ〇ッチとイブラヒモ〇ッチとジョコ〇ッチにあやまれwww。


▼制作において、独自の 「こだわり」 などがありましたら教えて下さい。

必ず、”なぜそうしたか?”を必ず答えられるようにすることですね。

基本的に理屈は通しますし、理屈が通らない場合でもやってることは必ず言語化できるようにしてます。

基本的に自分のゲームには、”なんとなく”というのは存在しないです。


▼制作にあたって、途中困った事、問題等はありましたか?

依頼で”二次創作お断り”は相当喰らいましたね。

自分が比較的ずっと二次創作に寛容な世界にいたので、ゲーム業界の二次創作の厳しさには驚きました。

YOUTUBEとかコミケとか、サッカーの世界でも二次創作ネタが多くてそれを業者に印刷や依頼するケースが当たり前なので、すこしゲーム業界は特殊だと思います。


▼普段の1日について教えて下さい。
(平日と祝日)

平日は働いて20時ぐらいに帰宅して22時ぐらいからゲーム制作ですね。

で2〜3時間ぐらいゲ制ですね。

土日はサッカーが無い日はゲ制ですが、シーズン中は基本的にサッカースタジアムにいます。

大体朝早くスタジアム入りして、横断幕とか旗の組み立てとかしてます。

で試合前に2時間ぐらい開くので、スタジアムで飯食べたあとにちょっとノートパソコンでゲ制とかしてます。

まぁあとは、アウェイだと新幹線や飛行機の中でノートパソコン広げてゲ制とか。

サッカーはかなり時間が食われるので、少しでも時間があればゲ制してます。


▼2024年4月現在で、ゲームの制作を始められてから、どのくらいになられるのでしょうか?

大体4年ぐらいですね。

学生時代にやったのを含めると7年ぐらいですか。


▼ゲームを作っていて楽しかった事といえば、どんな事がありますか?

まぁ、ゲームが思ってたとおりの動きをする。

自分の狙い通りの絵面になったときですね。

みんな、ある意味基本的にはこの快感を得るためにゲームを作っているのでは?


▼ゲームを作るのは、やっぱり難しいでしょうか?

基本的に、自分の信念として自分の出来ることは"簡単"と答えます。

"難しい"とは自分が不可能なことに対して初めて使います。

そういう意味では、家の掃除の方がはるかに難しいww。


▼ゲーム制作において、使用されているツール・ソフト等があれば教えて下さい。

さてはヘブブラをまだクリアしてないなww?。

クリアしたらエンドクレジットに使った全ソフトが載ってるので、この答えを知りたくば、ヘブブラをクリアするがいいwww。


▼ゲーム制作において、最低限必要な能力を挙げるとすれば、どんなものが考えられますか?

好奇心だと思います。

好奇心があれば色々と経験したり、試行錯誤ができると思うので。


▼ゲーム制作において、気をつけておかないとまずいものを3つ挙げるとすれば、どんな事がありますでしょうか? (個人的な感想で結構ですので)

一つ目は、自分の中にある、創造性、論理性、共感性をゲームのどの場面で使うかを常に考えることです。

創造性は斬新さ、論理性は快適性、共感性は面白さを司ります。

ゲーム制作はこの3つの選択の連続だと思ってます。

ずっと一つのことを続けてはダメです。

極端な事を言うと、創造性だけを押したら斬新すぎて誰もついていけないくなる。

共感性だけを押したら面白いけど目新しさが無い凡庸なゲームになります。

ある場面では創造性、別の場面では共感性と切り分け使い分けるマネジメントが大事だと思います。

二つ目は外の世界に目を向けることです。

ゲーム制作業界を見てると、”趣味が皆似たり寄ったり”に見えます。

自分は、サッカーも見てますし自分でもたまにプレーします。

かつては車でサーキットとかも走ってました。

ここらへんって、ゲーム制作にも役にたってて、例えばサッカーでは今、攻守の切り替え、トランジッションって言うんですけど、攻めに転ずるタイミングと守るべきところの切り替えタイミングが試合の肝と言われています。

自分のゲームでも”攻め時”と“守り時”をすごい意識してて"バフで能力上げてるより攻撃呪文で1ターンで殺しきれるなら攻めた方が良い、ただし3ターンかかるならバフ"とか”回復するより殴った方が次のターンのHPが多い”とかそういうの判断を要求する場面を多くしてます。

そこのメリハリは大事にしてます。

3つ目はやはりタイパですね、ヘブブラは30時間クリアにかかりますが、それでも必須イベントはストーリーの筋道が成り立つギリギリに収めて、それ以外は全部任意イベントに回しています。

だから、ヘブブラでも"二番目に熱いイベント"とか"普通のゲームなら大事な主人公の出生にまつわるイベント"が任意イベントになってます。

まぁ作者的には残念ですが、自分はあくまで世界を冒険する箱庭を提供しているだけなので、そこをどう歩こうがプレイヤーの勝手だと思ってますので(^^;。


▼これから、ゲームの制作者さんになりたいと思ったら、まず何から始めれば良いでしょうか?

とりあえず、ゲーム制作ツール買うのと人脈構築が必要だと思います。


▼ぶっちゃけ、彼女さん(奥さん)はおられますか?

正直自分の性格でメリットを何も感じなので、20年ぐらい彼女いない独身です。


▼今後の活動予定について教えて下さい。

とりあえず年内に完結編作って、そこからは1次創作やりたいなと思います。


▼夢や目標、野望などがありましたら是非

フリーゲームの世界で”ゲームチェンジャー”になれたらと思います。

自分自身”世の中のルールを破壊して変える”ことと”破壊後の世の中で楽しみたい”って願望があるのでw。

ゲームに新たな概念を持ち込みたいです。

ただ、そのためにはたくさんプレイされるゲームを作らないといけないなと思ってます。

自分にとって"面白さ"ってそのための手段だと思ってます。

”イノベーションを起こせるゲーム”もプレイされなくてはイノベーションを起こせないので、そのためにプレイされるための”面白さ”が必要なのかなと。


▼このインタビューをご覧の方に、何か一言お願いします。

これは自分のプレイヤーとしての願望なんですが"未知のものに遭遇するワクワク感、時代の幕開けを感じる"ゲームがプレイしたいです。

最近のゲーム制作者はみんなすごくて、どのゲームをプレイしても”面白い”と思うんです。

でも辛辣な事を言うと"面白い"だけのゲームなんですよね。

新しい発見が無いというか……。

正直、自分はリスク覚悟で作ったゲームが好き。

例えば自分の好きなゲームに”電脳戦記バーチャロン”というセガのゲームがあるんですけど、あれは元々”セガの新入社員に失敗覚悟で挑戦させる”プロジェクトが当たったんですよ。

やっぱり新しいものを生み出そうと思ったらトライ&エラーの繰り返しが絶対必要ですし、”面白い”を超えた”震えるようなワクワク感”を得るために未知への挑戦が必須だと思います。

自分がリスペクトするドラゴンクエストも”今までパソコンの専売特許だったRPG、ファミコンで作る”という未知の挑戦をしたからこそブレイクしてます。

ヘブブラもそこを一番大事にしてて批判覚悟、失敗前提の挑戦を多く入れてます。

そんな”挑戦”したゲームを、一つでもこれからプレイ出来たら良いなと思います。




以上、皆が気になる制作者様インタビューでした!

「シンゴビッチ」さん、お忙しいところ有難う御座います!

そして皆さんも、ご清聴有難う御座いました!!!







●最近インタビューをお願いさせて頂いた制作者様

※senehataさん
├作者:ホームページTwitter
└作品:動く漢字間違い探し

※DeepSkyさん
├作者:Twitter
└作品:Machiavellist8

※祐介さん
├作者:ホームページTwitter
└作品:爆発 or もぐら叩き

※みみすけ(みむい)さん
├作者:Twitter
└作品:アウラルと光の竜~魔王病と古の秘宝~

※ほっとフクロウ(作っちゃうおじさん)さん
├作者:Twitter
└作品:ダンジョンデストロイヤー

※むげんびっとさん
├作者:Twitter
└作品:ケリバト!

※motoさん
├作者:Twitter
└作品:ジャストリーサル

※その他
過去(10年くらい前)にお願いさせて頂いた、制作者様インタビュー一覧

「Lenovo Legion Go」を買っちゃいましたー!

Lenovo Legion Go 感想・レビュー

2024年01月16日、前から欲しい欲しいと思っていた携帯ゲーミングPCのLenovo Legion Goを買っちゃいましたよ。

お値段はなんと134,860円!!!

特にPCが壊れた訳でもなく、必ずしも無いと困るという訳でもなかったこの携帯ゲーミングPCという新しい玩具。

これをただ遊ぶだけにしておくのは、本当に勿体ない気がしたので、せっかくだから、その実機を触りつつ(遊びつつ)の感想とかを書いています。

ぶっちゃけ、Switchよりも画面の大きい携帯ゲーム機というのは、PCとはまた別の楽しさがありますね!

ゲームがお好きな方へ

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