眠田 直さんのコラム 04

作者様：ホームページ、Twitter、Wikipedia
作品：燃え萌えナチス少女ゲッペルスちゃん 第1話
眠田 直さんのコラム：01、02、03、04、05、06

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さて無料ゲーム.comさんに掲載されている、ゲーム製作者の皆さんのコラムを読んでいると、シナリオ作りに関しては皆さんいろいろなアプローチをされているようで。

では「眠田のシナリオの書き方は？」と尋ねられたら、私は迷わずに「この本を教科書としています」と答えるでしょう。

その一冊とは、昭和５６年に発行された、
辻真先・著「面白シナリオ術」（朝日ソノラマ・刊）です。









主にアニメのシナリオを書く方法について書かれた本ですが、漫画のネームの作り方についても触れられていますし、ゲームシナリオの場合でも、ここから転用できるテクニックは多いです。

なんせ辻真先先生と言えば、昭和の頃にはその名前をアニメのエンディングテロップで見ない日は無かったと言われるほど、シナリオを量産された偉人ですし、平成に入ってからもその筆致は衰えず、ミステリ作家として大活躍されている大先輩作家さんです。

その辻先生が、誰にでもわかりやすい軽妙なタッチの文章で「キャラクターはどう作るのか」「お話のテンポはどう上げ下げするのか」「途中でＣＭが入るのを逆手にとる手法」「舞台とアニメのセリフはどう書きわけるのか」と言ったような、いわば作家にとって「秘伝のタレ」を隠すことなく解説してくれている本なのです。

まぁ書かれたのが３５年前の本ですので、作例が「闘将ダイモス」とか「サイボーグ００９（白黒版）」と、今の読者にとってはちと古くなってしまったのが残念ですが。

でも当時、高校生だった私が、お話作りの基礎や、キャラクター造形を学んだのはすべてこの本からだったのです。
今でもクリエイターを目指す人には、ぜひ熟読してほしい一冊なのです。

ところが！
この本、名著であることを古本屋さんたちにも知られているので、Amazonのマーケットプレイスでも\2500のプレミア価格がついちゃってます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4257600020/

うーーむ。確かにちょっと高いけど、たくさんお年玉とか貰えた人はぜひ買ってほしいなぁ。
ヤフオクにもたまに出品されるみたいです。価格は\600くらい。こっちを狙うのもアリかも。

「燃え萌えナチス少女ゲッペルスちゃん」おふぃしゃる・うぇぶさいと
http://mindypower.com/goeppels/
眠田直「燃え萌えナチス少女ゲッペルスちゃん」第３話制作プロジェクト
https://fundiy.jp/project/goeppels-chan/


（つづく）

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