道玄斎さんのコラム 第三回:道玄斎のノベルゲーム漫遊記



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●第三回「批判と向き合ってみる」嫌われてたの!?

道玄斎です。
コラムも第三回目となると、勘のいい方は薄々気付いているんじゃないかな、と思います。
そう、このコラムは「一話完結方式」なのです。ですので、若干文字数が多め……。

読みにくい部分もあるかと思いますが、お付き合いくだされば幸いです。




■嫌われてたの!?

第一回、第二回とコラムを掲載させていただいて、色々な方からの反応がありました。
個人的にちょっとびっくりしたのは「え!? レビュワーって嫌われてたの!?」というような反応です。


「え!? 嫌われてるよね!? ね? ね?」


と、思わず、誰かに同意を求めたくなりました。
「嫌われている」ということに関しては、さもありなん、という部分もないわけではないのです。


・レビューという「上から目線」の活動をしていることがそもそもむかつく。

・「自分では何も生み出さないで、批評家気取りですか、いいですよね」というような、レビュー行為そのものに対する心理的な抵抗感。

・お前(レビュワー)の個性が嫌い。


ざっと、このくらい思い当たるフシがあります。
私のように「フリーの」ゲームのレビューをしていると、「タダで遊ばせてもらってるのに!」というような反発もありますね……。

けど、「俺が教えてやるぜ!」みたいな、「上から目線」でレビュー活動している人っていないんじゃないでしょうか? やっぱり原点は「ゲームが好き」、でもって「それを文章で表現するのも好き」というところにあるような。

また「上から目線」というのも、非常に感覚的な部分ですよね。
ある人には感じられなくても、別の人にはそのレビューが「上から目線」に感じる、ということもきっとあるはずです。

2番目の「じゃあ、てめぇは何か作ったことあんのかよ!?」という問題については、これは多くのレビュワーの一つの泣き所だと思っています。
……そうはいっても、「文芸評論家」が実際に小説を書いたりするケースが(ほぼ)ないのと同じなんじゃないかなぁ……と、私は素朴に感じてしまうのも、また事実なのです。
「映画評論家」も映画、作りませんよねぇ……?

そういうことを言うと、こういう反論がくるんです。


「プロの評論家と、素人のレビューを一緒にするな!」


ってね。
しかし、プロと素人で「権利」が違うのならば、私はやはり、


「えー! プロの批評家じゃないとレビューしちゃいけないのなら、 『プロのライターじゃないなら、物語なんて書くな!』 っていうのも、言えちゃうんじゃないの……?」


と、しばし考え込んでしまうのです。
まぁ、「レビューと、批評と感想の違いとはなんぞや?」というところも含め、この話題 は、不毛なので、これ以上突っ込みません。

さて、3番目の「レビュワーの個性が嫌い」という問題ですが、これは、大体レビュー活動を開始して、段々とそのスタイルが整いだした頃に、そういう批判がくるようです。
つまり、「レビュワーの個性が発揮されだした時期」に、それに対する好き嫌いが発生する、というわけです。

ただ、これも感覚的なものですよね。
あまり自分自身を出さず、淡々と作品を説明していくレビューを好む人もいるし、逆に読み物としての自律性を強く持った、レビュワーの個性が出てるレビューを好む人もいます。

この辺りは、「レビューで何を書くのか」という問題とも繋がりがありそうですが、この手の反発は、「好き」と「嫌い」が表裏一体になってる気もするんです。

私の場合ですと、そういう「お前が気にくわん!」ってなメールを頂くことが、しばしばあるわけですけど、大抵の場合、ブログページをスミからスミまでチェックして、書いた本人ですら覚えていないようなことまで指摘してくれてるんですよね。


「あれ? これって逆に興味を持ってくれてるってこと……なのか?」


と、戸惑うこともよくあります。
やっぱり嫌われてるのかな……それとも、裏返しの好意というか関心があるのかな……?




■批判に応えてみる

まぁ、長くなっちゃいましたけど、大体、こんな感じでレビュワーは嫌われたりしております。

こうした批判に対して、レビュワーはどのように向き合っていけばよいのでしょうか?
結構これもまた難しい問題ですし、それぞれの考え方があるはずです。

ですので、私がやっている(やっていた)ことを、「批判に対しての応え方」の一例としてご紹介します。

・おっ! と思った作品のみを取り上げる。

・良いところと気になったところの指摘のバランスを取る。

・自分でも何か作ってみる。

・感覚的な批判に対しては、ある種の割り切りを持つ。


まとめると、こんな感じでしょうか?

嫌いな作品を取り上げ、いかにそれがダメか、というところを書いてもきっといいことはないはずです。
なので、自分が引っかかりを感じたもの、良いな、と思ったものだけを取り上げるようにしています。

露悪的というか、偽悪的というか、そういうスタンスもちょっとカッコよかったりするんですけど、私には向いてないですし、トラブルが起きてもいやなので、やっていません。

なので、割と常識的なスタンスなんじゃないかなぁ……と自分では思っているのですがいかがでしょうか? 「自分でも何か作ってみる」というのは、「てめぇは何も作ってねーだろ!」って批判に応えるための手段でもありますし、「制作者の苦労」を知ることが出来る方法でもあります。

かといって、いきなりゲームを作る! というのは私にはハードルが高かったため、興味のあった「ゲーム音楽」を作り始めることにしました。
音楽経験は、幼い頃にピアノを3年間だけ習っただけで、とっくに楽譜も読めなくなっていましたし、もちろん、鍵盤を弾くことすら出来ない状態でした(今も弾けない)。




■そして

ともあれ、批判に応えるべく、ゲーム音楽を作ろう、と思い立ったはいいのですが、前述の通り、音楽経験はゼロに等しいのです。

けど、ゲーム制作の現場でも「その時の勢い」が大事だったりすることって多々ありますよね? 私もその時感じた衝動に従って、音楽製作用のソフトをまずは買って、とにもかくにも、ゲーム音楽作りを開始することにしました。

そっから、本を買ったり、ネットで情報を仕入れたりの試行錯誤の日々が続き……それが、Novelers' Material という素材ポータルサイトの活動へと繋がっているんだと思います。

そうしたゲーム音楽制作の中で、商業作品に楽曲を提供させて頂いたり、シェアとして頒布されている作品に曲を使って頂く、という経験が出来たのは本当に幸せだと思っています。あるいは、たまーに、フリーのゲームでも自分の音を耳にすることもあります。

うん、これなら「何も作ってない」とは言われないぞ、と。
一つの批判には応えることが出来たのかな? と、安堵したのもつかの間、


「いい気になってんじゃねーぞ! ゲームは作ってねーだろがっ!」


と、ちょっとレベルアップした批判も出てきました。
これにも応えるべく、制作のお手伝いをさせて頂いたり、自分でもシナリオを書いたりと、活動は広がっていったわけですが、それはまた別のお話ですね。

自分に出来そうな「ゲーム」に関わる制作っていうのは、きっとあると思うのです。
まずは気軽に出来るところからはじめてみる、というのはどうでしょうか?
レビュワーに限らず、将来的にゲームを作りたい、と思っている人も、デバッグのお手伝いをしたり、とか色々役に立つ経験が出来るんじゃないかな。




■まとめ

色々な批判に対して、「自分はこういうスタンスでやってるよ」というのを、レビュワーは示してもいいんじゃないかな? と、私は思ったりします。
ですので、このコラムにて、自分の考えを整理し、それを書く、ということが出来、とても嬉しく思っています。

もっとも、私の場合、そういう「自分語り」が多くて、それが批判対象でもあるわけなんですけど……。

批判の多くが、見てきたように、感覚に根ざしたものですから、「こういうつもりでやっています」と説明すれば、感覚的に理解して下さる方も、また多いと思うのです。

一方で、「お前が嫌い!」のような、こちらからはどうしようも出来ない批判に対しては、もう、これはスルーする、しかないんでしょうね。
出来ること、出来ないことの割り切りをする、というのも、こういう活動では大事なことだと思っています。これはレビュワーも制作者も同じでしょうね。

ただ、苦情のメールを下さった方には、出来る限り私はお返事を差し上げています。
先日も、突き詰めると「お前が嫌いなんだ!」というタイプのメールをもらったのですが、頑張ってお返事を書いていたら、分量が16KBになってしまいました……。


※先日、ついに私個人の ツイッターアカウント を開設致しました。
コラムで取り上げて欲しい話題、要望などがあれば、是非、お送り下さいませ。
(つづく)




■管理人より

皆さん、こんばんわ。
無料ゲーム.comの管理人です。

今回のコラムで、道玄斎さんは色々考えてらっしゃるんだな?と思いました。もしかして、そんなに深く考えずにやってるのって、僕だけなんですかね?(;´∀`)

いや?勉強になります(汗)




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