「Studio F#」さんの連載コラム

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作品：天使の証（体験版）、シュガードロップ・ブレイクアウト
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■選択肢

さて、次はちょっとゲームらしい項目、「選択肢」です。
あるシナリオを読み進めて、末尾に選択肢を表示し、シナリオを分岐させたい場合、前の項目に出てきたシナリオファイルの（３）の部分、終了ブロックの記述をこのような感じにします。





手を入れなければいけない箇所について順に説明しますね。

（１）直前の画面指定
これは、シーン冒頭でシーンスキップを選んで選択画面までジャンプしてきた場合にも、選択時の画面設定を反映させるために行います。
選択肢が現れる画面の背景、イベント絵、立ち絵の指定を入れておきます。背景＆イベント絵は、直前で使っているファイルを入れておけば大丈夫です。（イベント絵を使っていない場合は、evimage部分はこのひな形のままいじらないで大丈夫です）

また、立ち絵はこのサンプルは入っていないのでタグが書かれていませんが、立ち絵がある場合は直[exbacklay]から[trans_change]の間に、選択肢直前のポーズ＆表情のものを差し込んでおけば大丈夫です。

（２）直前のBGM指定
同じく、選択肢の場面で流れているべきBGMをします。

（３）文字マットの状態
こちらも直前の状態を反映させておきます。

（４）質問文
選択肢マットに表示させる質問の文章です。マットが狭いので、あまり長くない方がベターです。

（５）選択肢
これが選択肢になります。
[exlink target="*飛び先ラベル名" text="選択肢の文章"]
と書く形になります。


（６）選択肢後の挙動
基本的に、ジャンプ先のシナリオ名を指定すればOKです。

ただ、選択肢からはラベル名（ここの場合「*ans1、*ans2」などを見て飛んできますので、自分で項目を増やしたりラベル名を変えたりした場合は、ここが選択肢と飛び先で対応するように注意しましょう。

★ちなみに、選択肢を３つ、４つと増やしたい場合は、
[exlink target="*飛び先ラベル名" text="選択肢の文章"]
の行を増やした上で、ジャンプ先の


この部分をコピーして増やして、ラベル名と選択後のジャンプ先を書き換えてください。

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■選択後の飛び先ファイル

選択肢を選んだ後はシナリオをジャンプすることになります。（分けずに書くことも出来そうですが、シーンスキップの関係上、分けた方が良いそうです）





ひな形では、こんな感じで、2.ksにぶら下がる2-1.ks、2-2.ksとしてジャンプ先を作ってあります。
中身はこんな感じ。





非常にシンプルですが、選択後に表示させたい本文（別に、こんなに短くなくて良いのです……）を入れた上で、終了ブロックで次のシーンを指定すればOKです。


★このほか、変数を使った分岐をさせる方法などもありますが、変数の使い方までここに入れてしまうと、ちょっとややこしさ度がアップしそうですので、とりあえず選択肢分岐の解説のみにしておきますね。
知りたい方は吉里吉里リファレンスの変数の使い方 を参考にしてみてください。

また、私が鱧天で組んだミニゲーム 「Lie-Lei」 のスクリプトデータを素材として配布しておりますので、そこのシナリオスクリプトを読んでいただければ、何個か簡単な変数で表示や分岐を変えております。そちらを参考＆改造していただいてもOKです。

（ライレイのスクリプトデータ素材については、コラムの最後にご案内させていただきます）

（つづく）

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